接客はお店の主軸となる
どんなにおいしい料理のお店でも、どんなに手ごろなお値段のお店でも、接客する人の態度が最悪となると行く気持ちになりません。
逆に少々おいしくなくてもメニュー少なくても、気持ちがいい接客をしてくれるお店には足繁く通おうと思います。
忙しい中でも必ず「お待たせして申し訳ありません。メニューをお聞きしてもよろしいでしょうか?」とにこやかにきてくれたらイライラした気持ちもなくなります。
食後のデザートについても、「そろそろオモチしてもよろしいですか?」と気にかけてくれていると嬉しい気持ちになるということがあります。
素敵なお店、人気のあるお店というのは本当に気持ちのいい接客があります。
言葉の使い方がちょっと間違っていても、ニッコリ笑顔で常にお客様に気持よく接したいという気持ちを持っているスタッフがいれば、嫌な気持ちに何てならないのです。
食事に行くということは料理を楽しみに行くということもありますが、気持ちのいい時間を過ごしたいという気持も持っています。
行き届いた接客サービスがあってこそ、人気店となれるのです。
接客サービスの基本と応用
接客サービスの基本、まずはお客様側の立場、ミスなどを極力しない、どのお客様に対しても同じサービスを行う、お客様を待たせない、人のお口にはいるものを提供しているということを自覚する、ということ、つまり親切、正確、公平、迅速、清潔ということが基本となります。
この基本にプラスして応用を考えてみると、例えば親切の場合は、催促される前にお客様の状況を把握しすぐに欲しいサービスを提供できるということが挙げられます。
お子さん連れのお客様には子ども椅子を用意いたしますか?の一言、さらにお食事をとりわけるかどうかわからなくても子供用の食器を用意するなどが求められます。
ただ基本に沿ってやればいいということではなく、基本プラス、自分に何ができるのか?スタッフとしてお客様の立場になって気持ちよくお食事していただけるには何が必要なのかを常に考えられるスタッフ教育が必要となってきます。
接客マニュアルを作る事も必要
接客は公平をもって行う必要があるので、各従業員が同じレベルの接客が出来なくてはなりません。
新人さんと経験者ではもちろんぎこちなさなどが出てきますが、一通り、接客サービスの基本がマニュアル化され徹底的におこなえるようになっていれば、後は経験を積んで応用ができるようになっていきます。
お店ならではの接客マニュアルを作成し、そこにプラスアルファしていくことについては先輩たちが丁寧に指導する、また後輩が学ぶように作り上げていきます。
経験者がしっかりしていて、魅力ある接客サービスを実践できていれば、後輩もいつかこんな接客サービスができるようになりたいと考えるようになるはずです。
マニュアルを作り徹底し、その上で働く人たちがお店を良くしようと積極的に接客サービスの向上を考えてくれるようなお店づくりが求められます。